2024.10.09沿道探検隊
京都マラソン沿道探検隊(第10回 平安神宮)
第10回は、フィニッシュエリアにある「平安神宮」をご紹介します。
平安神宮の大きな鳥居と入口の應天門は、フィニッシュエリアの大きなランドマーク。42.195キロを走ってきたランナーを迎えてくれます。
その名前から平安時代に建てられたとの誤解を受けますが、創建は比較的新しく、平安遷都1100年を記念して、明治28年に桓武天皇をご祭神として創建されました。
明治時代初期、幕末の戦乱で市街地は荒廃し、明治維新によって事実上首都が東京へ遷ったことで、京都の人口は著しく減少し、経済も衰退しました。
しかし、元気な京都を取り戻そうと、市民一丸となって様々な復興事業を展開し、近代的な発展と、古き良き京都の維持継承がなされました。
これらの一連の町おこし事業の中で平安神宮も創建されたのです。
千年の都、京都の伝統と京都復興にかけた多くの市民の意思を後世に伝え、平安の祈りを込めて創建された平安神宮。
ランナーの皆様は、その思いを感じながらゴールしていただければ、うれしく思います。